JESD 日本うつ病就労移行支援協会

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2019-10-23

働き方改革と障害者雇用

皆さんこんにちは。

ラグビーワールドカップが盛り上がりを見せていますね。日本代表は惜しくも敗れてしまいましたが残りの試合も楽しみにしている中村です。

 

ラグビーについてあまり詳しくはありませんが、多様性のスポーツだと言われたりすることもあるそうです。

・ポジションによって役割がまったく異なる

→身長や体重などにかかわらず、色々な人が参加しやすい

・応援席を敵味方で区切らず、両チーム入り乱れて応援する

→相手チームのファンとも交流し、試合が終わればノーサイド

・代表選手になるのに国籍は関係ない

→文化の違う選手達が一丸となるためにお互いを尊重しあう

 

などなど、多様性を尊重しあう文化があるのだとか。

他のスポーツでは日本国籍であることが代表選手の条件だったり、外国籍の選手の登録人数が限られていたりしますが、ラグビーにはこれがないようです。

多様性を認めてお互いを尊重し合い、試合後にはファン共々称え合う。とてもすばらしいことだと思いました。

 

さて、日本では今年から働き方の多様性を促進する取り組みが始まったのはご存じでしょうか?

それが今回のテーマ「働き方改革」です。前置きが長くなりましたが今回は働き方改革と障害者雇用について取り上げてみたいと思います。

 

働き方改革とは?

働き方改革とは、内閣が打ち出した「一億総活躍社会」の実現に向けた最大のチャレンジと位置付けられています。

 

一億総活躍社会とは、少子高齢化を食い止めて人口一億人を維持し、年齢、性別、障害などによらず全ての人が等しく活躍し生きがいを持てる社会を目指すための一連の取り組みを指します。

 

その中の「働き方改革」についてざっくりとまとめると、

「少子高齢化の影響で働く人がどんどん減ってきているので、働く人材や労働力を確保するために仕事の効率化を図ったり、働き方の多様性を認めて、色々な人が働ける、働きやすい社会を作ろう。」というものです。

 

働き方改革は、

同一度労働同一賃金、長時間労働の是正、多様な働き方の実現など、いくつかの目標を設けています。

例えば、現状、正規雇用と非正規雇用では給与や待遇等に格差がありますが、その格差を縮めていけば今より色々な働き方を選べるようになります。

短時間しか働けない人や事情のある人(育児中、通院の必要、家族の介護など)でも働きやすくなります。

 

また、日本は諸外国と比べて労働時間が長く、そのことが常に問題視されてきました。

長時間労働による過労死のニュースも頻繁に取り上げられています。

仕事が長時間に及ぶことで、育児や家事、介護などに割く時間は少なくなり、趣味の時間なども取りにくくなります。

長時間労働を是正していくことで、健康の確保だけでなく、仕事と家庭生活の両立や、充実した私生活の確保などにつながり、成婚率や出生率の改善も期待されています。

 

このように、色々な人が色々な働き方や生き方を選べるように取り組んでいくわけですね。

では、障害者雇用にはどのような影響があるでしょうか?

 

障害者雇用の今後

国は働き方改革の中で、多様な障害特性に対応した障害者雇用の促進を進めることや、在宅就業の促進についてうたっています。

障害特性により毎日出勤するのが難しく今は働けていない人でも、在宅就業が認められれば働くことができます。

今後、障害者の法定雇用率は更なる引き上げが予定されています。就業促進のためにも企業としても、よりいっそう働き方の多様性を認めていくことが求められます。

すでに在宅勤務を認めている企業もあります。今後、その流れはより進んでいくでしょう。

 

ただ、働き方の多様性が広がるということは逆の見方をすれば、今まで働いていなかった理由が、今後は通用しなくなる可能性が出てくると思います。

高齢の方や子育て中の方、障害ある方、全ての人がよりいっそうの社会参加を求められる時代が来るということです。良くも悪くもまさに一億総活躍ということですね。

 

 

今、毎日の出社や通勤ができないからと就労をあきらめている方。あきらめる必要はありません。働き方の多様性を認める取り組みはすでにスタートしています。

私たちEL-TRUSTも、多様性を認める社会の実現に貢献していきます。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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